大切な家族

大切な家族

お店と全然関係ないこと書きます。

お時間ある方、どうぞ。

マスターの実家で飼っていた犬が死にました。

17歳の老衰でした。

マスターの実家と言っても我が家の5件隣で、毎日一緒に晩ごはんを食べているので

毎日、顔を合わせていました。

私が奈良に越してきたのが5年ほど前のこと。

それからほぼ毎日、一緒に晩ごはんを食べていました。

犬の名前はラッキー。女の子、てかおばあちゃん。

マスター弟が高校生の時、捨てられていた生まれたてのラッキーを

拾って帰ってきたのが、飼い始めたきっかけです。

毛は黒ずんだ灰色で、見るからにTHE雑種。

お世辞にも「高そうなええ犬」とは言えない、でも目がとてもかわいい犬でした。

ラッキーはその生まれの境遇からか、警戒心が強く

家に来る人は家族以外、歯をむき出しにして吠えて吠えて吠えまくる番犬でした。

私がマスターとお付き合いを始めた頃、初めてマスターの実家にご挨拶をする事になり

「どんな人でも絶対吠えるから。吠えられても気にせんでいいよ」と言われびくびくしながら玄関入ると

ラッキーは少し匂いを嗅いで、吠えずに家に入れてくれたのです。

お義母さんは「ラッキー、家族になる人が分かるんか?」と。

ラッキーは犬嫌いの半蔵(ファンチャーナのHP表紙になってるチワワです)が

唯一、心許せる犬でした。

義父母が旅行に行く時などはずっと玄関に座り

飼い主の帰りをじっと待ち続ける忠犬でした。

3歳の娘はまだ「死」が理解出来ていないようで

「ラッキー死んでどこ行くの?病院?いつ帰ってくんの?」と不思議そうです。

この子が大きくなった時、ラッキーの記憶のこってるのかな?

17年もともにした義母父の悲しみは、嫁の私には計り知れません。

かける言葉も見つかりません。

ただ、娘が家の中で明るく笑って走り回ってくれる。

赤ちゃんが愛らしい声で泣く。

そうしてようやく笑顔が出る。

家族とは色々な思い出、喜びや悲しみを共にして

乗り越えて、家族になってゆくものです。

私もその一員として、今日も明日も精いっぱい生きていきたいのです。

Category[日記]

2013-03-25|Comments[0]|to Top

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